電球

心理的瑕疵物件

香月先生、いつもお世話になっております。
この度は一生に一度の大きな買い物をするにあたり、ご尽力いただき誠にありがとうございました。

まさかネットで見つけた格安物件が、とんでも物件だったとは・・・
平均価格よりかなり安かったので、ある程度の予想はしていましたが・・・

先生に
「その部屋の上の階、誰かお亡くなりになっていますよ。しかも数か月放置されています。天井にシミがハッキリ見えます」
と言われた時は「マジか!!!」と恐ろしくなり、「内見に行かなくて良かった」とホッとしました。

実は先生にその話を聞いた後、事故物件を掲載している某有名サイトなどで見たのですが、まさに先生の言っていた通り、自殺でお亡くなりになった方が1か月以上放置されていた部屋の下の階だったみたいです。
内見しただけでも何かに憑りつかれてしまいそうな気がしました。
行く前に先生に相談して良かった!

その後何軒か先生に視てもらい今の家に決めましたが、安心して日々を過ごしています。
あのまま知らずに購入していたらと思うと・・・
本当に良かった!
ありがとうございました。

マンション購入時の物件の霊的因縁のご相談のY様


パープルフラワー

香月回答

Y様、あの時は私も「よりによってなぜ?これですか~」と言わざるを得ない状況でした。
早めにご相談下さって良かったと思っております。
物件の名称等はお伺いしませんでしたが、そのお話を聞いた瞬間から天井に黒いシミ(影)の様な
物が視え、辿ると・・・途中で霊視をシャットダウンした記憶が有ります。

私は宅地建物取引士として勤務していた経験上いわゆる「事故物件」=心理的瑕疵物件を数件見ました。(瑕疵(かし)=キズの事です)
事故物件として確定的な重要事項を説明する必要が無い物件でも「何かおかしい」という物件も見て来ました。やっぱり、「有るんですよ」変な物件!

長くなりますが、宅建士として参考にして頂きたく書かせて貰います。
豆知識として幽霊が出る部屋でも判例上心理的瑕疵物件としての取り扱はされないと言えます。
依って重要事項説明の義務は負わない事になります。
幽霊が山の様に出ようが、呪いが有ろうが、それは非科学的な事になるので法律が認める事はないと言えると思います。
一般的に考えると「幽霊の出る部屋」は問題があるだろう?と思われるでしょうが、事故物件とは違うという事でしょうから、ご注意下さい。
広告などに書く場合は、構造上の瑕疵も含め「告知事項有り」と表記されますので参考にしてください。
また、特筆するべきことは、心理的瑕疵物件は最初に入居する人にのみ告知義務が有りますが、次の居住者には基本有りません。(と、いう事は事故物件から外されるのです)
例外として、次の居住者が短期間で転居したという場合は上記の限りでは有りません。
という、業界の一般通念も有ったりします。これも期間とか決まりがないので曖昧です。

参考までに・・・

宅建業法47条
宅地建物取引業者は、その業務に関して、宅地建物取引業者の相手方等に対し、次に掲げる行為をしてはならない。
1号
宅地若しくは建物の売買、交換若しくは賃借の契約の締結について勧誘をするに際し、又はその契約の申込みの撤回若しくは解除若しくは宅地建物取引業に関する取引により生じた債権の行使を妨げるため、次のいずれかに該当する事項について、故意に事実を告げず、又は不実のことを告げる行為
・・・この部分が過去の判例や法的な解釈として、事実上の告知義務に当たると考えられているのみになるのです。
ご覧の様に、実際には事故物件の告知を義務付ける明文化された法律は有りません。

その建物の事故が有った以外の部屋(今回は下の階の部屋)ですが、霊的に問題がない物件も有ります。(ご相談の物件はNGでしたが!)
ズバリその当該物件の部屋で有ったとしても適切な処置が行われていればかえって「お買い得」となる事も有ります。

ただ、事故が起きたという事実を踏まえて、その土地自体の持っている「因縁」が絡み事故が起きたという可能性が無い場合です

土地の因縁の場合、その建物(土地)に居住したばかりに不幸を招く傾向が有ります。
どのような不幸が起こるかはクジ引きみたいなもので、全員がそうなるという事ではなく、弱い所を突かれるというパターンが一般的です。
そして、その土地が持っている因縁が何なのかによっても出る現象は変わってきます。

しかし、一般的には「出来ればそこは・・・」というのが人情ですから、判らない世界の話ですし忌避されるのは当然のお気持ちだと思います。

物件購入のご相談は意外と難しく、
(一般的な部分)
どんなに素晴らしい建物でも、日当たりが極端に悪すぎる、風通しが悪すぎる、近所にお墓・火葬場・ゴミ処分場、反社会的勢力の事務所等(調べれば判る部分です)
環境的にどうだろうという近隣の状況は勿論無視出来ません。

(霊的な部分)
部屋、土地の因縁は最重要項目となりますが、それ以外では、
・居住される方との相性(土地の神様等)、
・良くない残留思念、前居住者の状態
(毎日夫婦喧嘩が絶えず離婚した)(子供の虐待が行われていた)(金銭問題で首が回らず売却した)等色々有ります。
この分は必ずしも悪影響を及ぼすと断言出来ませんが、
極端に、精神的に弱っている、肉体的に疲れが溜まっている、病気がちである、等の方には影響が出る場合も有ります。
普通に心身ともに健康で有れば長く継続する物でも有りませんのでそこまで心配する必要は有りません。
(クリアーにしたい場合はご相談下さい。)
・鬼門とトイレ、キッチン等との位置関係(お札等で対処可能な場合も有り)
様々では有ります。

この建築物件の案件に関わらず、生きて行く上で、目に見える部分見えない部分も含め精神的にも身体的にも
「健康」である事が大切な事です。

プロフィール

谷川 香月
谷川 香月代表 / メインスピリチュアルカウンセラー
熊本県熊本市の霊能者・香月が霊能力によるスピリチュアルカウンセリングやご相談をお受けしております。占いや心理カウンセリングでは分からない事でも、あなたの悩みを解決に導きます