今回の熊本地震で犠牲になられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
まだ、余震も続いており明日の事も考えられない状況ですが、全国の皆様のお蔭で助かっています!本当にお世話になり、ご支援頂いている事で生きながらえています。

ありがとうございます、厚く御礼申し上げます。

熊本地震震度7

熊本地震震度7

4月14日、午後9:25か26、ドーンと突き上げる感じで今まで体験したこともない揺れに襲われました。
香月は家族が帰り、晩御飯の準備をしていました。
グリルで魚を焼きながら、マーボ豆腐を作ろうとお豆腐に包丁を入れていました。
レンジにはフライパンを置きお湯を沸かしている所でした。
2LDKの築1年のマンション4Fです。
対面型のキッチンで壁とシンクまでのスペースは1m50程で後ろに冷蔵庫、食器棚を置いているので、そんなに広く有りません。
冷蔵庫が倒れて来る事と火傷する事がとっさに浮かび、包丁を握りしめたままリビングの方に逃げようとしました。
曲がる際に横揺れが激しく足を取られて転んでしまいました。
立って居られなかったのです。
キッチンスペースを出た所まで食器棚が来ていて、包丁を持ったまま転んだのは食器棚の前!!
幸いに包丁はいつの間にか誰も居ない窓の方に飛んでいました。
起き上がろうにも横揺れで起き上がれず、後ろを振り返ると、50cm後ろの食器棚がバウンドしている様に見えました。
半分から上がずれて来ているのが目に入り、グラグラしているのです。
「もう、ダメかもしれない!あんなにお茶碗入れて置くんじゃなかった、、、たぶん死んじゃう!もう、私は彼方(アチラ)に帰っていいんだろうか?早くない?」
そう思った瞬間、揺れが止んで食器棚が一瞬止まった様に見えました。
見えたのかor視えたのか、今は判りません!!
「今だ!」と思い這って先に進み、家族が手を引っ張ったので危ない箇所を離れやっと立ち上げて貰いました。
その時も揺れは異常にヒドク、今の瞬間は何だったのか?と思い
香月:「今も揺れてるけど、さっき一瞬揺れるの止まったよね?」
「ばかいうな!ずっと揺れてて、お前下敷きになるんじゃないかと思ったぞ!!火は消したのか?」
香月:「まだ~~~消してくる。あー消えてる!!良かった!」
「振動できえたんだろう、火事にならなくて良かった」
香月:「ガスの元栓閉めて逃げよう」
それから、携帯、財布、タブレット、いつものバッグだけ持って非常階段から逃げました。
まず、TVニュースを見た岐阜のNET仲間から下に降りたとたんにLINEが入りました。
その時初めてLINE使える!と解り、何人かに連絡取れました。
私はdocomoのスマホを使ってますが、メールも続々と入りました。
実家の母はLINEを使ってないのでdocomoのメールが使え助かりました。
電話は全く繋がらず、20分したころに、北海道で医師をしている友達から初めて電話が入りました。
「大丈夫か?ケガしてないか?どこに逃げてる?」
それぞれ答え、
香月:「胸がいたの、、、転んだとき打ったみたい?肋骨だと思うけど」
「どんな時に痛む?一か所か?」
香月:「うん、息深く吸い込んだ時と体曲げたとき、荷物持ったとき痛い!ここまで逃げて来て息は苦しくない、痛いのは1か所だけ、ズキンと痛む、黙ってたら重い感じだけ。骨が肺に刺さってるとは思えない。だったら、20分もたってこうしていられないでしょ?」
「そうだな、ヒビか、、、何か所も折ってたら呼吸困難起こす事も有るから、でも恐らく1か所ヒビだろう、今すぐとは思えないから今は危ないからすぐに動かず様子見て!今もかなり揺れただろう。状況変わったらすぐ病院!そこから近い病院は?」
香月:「夜見てくれる所は、国立病院5分、地域医療センター10分、次、聞けるのは慈恵病院5分、青磁野リハ病院3分どこか行ける」
「よし、今は救急車呼んでも、遅いだろうから、万一なら車有るならすぐ行くんだよ」
香月:「ありがとう。天の助け!急がなくていいなら良かった。他に重篤な人が先だもんね」
友達の医師は大阪で阪神淡路を経験しているので、注意事項をレクチャーしてくれて
「水、要るから!まず、水、自販機有るなら早めに買ってきとかないかんで~けど、自販機もたおれるからな、そのつもりで気つけてかうんやで!」
まず、最初の電話が医師だったことは私には幸いしました。
その後、やっと県内同志の通話が可能になり、皆の声が聞けました。
車を取りに行き、
車で安否確認しながら、朝が来るのを待ち、
全く眠れないまま取りあえず少しヒドイ揺れが無くなり、マンションに帰ってテレビを見ながら、どうするか考えました。
幸いにも、電気も水もガスも使えて・・・
大丈夫だった食器棚のお茶碗類を段ボールと衣装ケースに移し(全く割れていませんでした)
別の部屋の荷物が上から落ちて来ていた物で足の踏み場もなくなっていたものを片付けました。
毛布、数日の着替え、お菓子、パンのストックその他必需品を車に積み込みました。
家族は、
金融機関に勤務している為金曜日は動いていた市電で職場に向かいました。
「災害時のルールが有るので何とかしないといけない。マニュアルは有って勉強はしていても、誰も災害対応なんてやった事無いし、その為と職員が何人出て来れるか判らないからお客さんに迷惑がかかるから何としても、いかなきゃな!」との事で出て行きました。
少し寝ましたが、揺れると目が覚め寝た気もせず・・・
朝とお昼はストックのパン(1袋に8個位はいってるもの)を1個づつ食べました。
夜はご飯を炊いておにぎりにして用意しました。

プロフィール

谷川 香月
谷川 香月代表 / メインスピリチュアルカウンセラー
熊本県熊本市の霊能者・香月が霊能力によるスピリチュアルカウンセリングやご相談をお受けしております。占いや心理カウンセリングでは分からない事でも、あなたの悩みを解決に導きます