お花見の季節の思い出書いてみました

3月も後半になり熊本も桜が開花し始めました。
桜の季節になると思い出すいくつかのエピソードが有ります。
そのうちの1つを書いてみようと思います。

まだ私が10代の若かりし頃(笑)その日は友達6~7人でお花見をする事になっていました。

私は遅くなり、開始予定の18時には間に合わず20時頃遅れて行った様に記憶しています。
勿論ながら友人達は飲んで食べて大盛り上がり!私の分と言ってお鮨を取り置きしてくれていました。
ご飯は食べていなかったのですがあまり食べる気にもなれず、ジュースとお鮨2切れだけ付き合って食べた記憶が有ります。

その後は車で行っていた事も有り(私はお酒飲めなかったので~だから飲酒運転はしていません)皆を送って24時頃家に着いて、疲れてしまいそのまま寝てしまいました。

朝、体中が痒くて目が覚めました!その日は学校が春休みでした。
芝生の上にレジャーシートが敷いてあってその上に座ったので芝生がついていたのか?と起き出す前は簡単に考えて痒い所をバリバリかいていました。
が、全身を見てびっくり!体中、髪の毛の中まで蕁麻疹が出来ていたのです。
痒いし全身なので慌てて朝イチで病院へ向かいました。
結果、「多分前日のお鮨のネタに当たったのではないか?治らなかったら明日も来てね」という事で注射を打ってもらい、薬を貰い帰りました。
蕁麻疹は夕方には4分の3程度は無くなったのですが、翌日も少し残っていて朝1番で注射に行きました。
病院の先生が
「1日で治らなかった?随分酷かったものね~多分今日で落ち着くはずだから。
ところで食べたお鮨のネタを覚えてる?悪くなっていたのか、アレルギーか判らないからこれからは食べない方が良いけど・・・
(急に世間話になり)昨日全く同じ症状でウチに来た若い男性がいるんだよ。ヤッパリ、花見して鮨食べたって言ってたなぁ~
その人は血が出るまで掻きむしってて傷になってしまっててね~
貴女みたいに掻かずに居てくれたら良かったんだけど・・・
彼は今日はまだ来ていないけど貴女と同じ位酷かったから、大丈夫かな?と思ってね」
その時は、
『やっぱりそんな人いるんですね~そうなんですね~』で帰ったのでした。
(後にその話が笑い話のネタになるとも知らず)
流石に魚肉を食べるのは躊躇われ、蕁麻疹後はパンばかりを食べていました。

お花見での落とし穴!!

夕方頃にはすっかり良くなっていて友達A子と遊ぶ約束をしていたのでのこのこ出かけました。
するとA子が、
「○○から昼間電話が掛かって来て、頼むからパンを買って来てくれ!中身の入ってないやつしか食べないからそれで頼む」って。
『何か有ったの?』って聞くと
「知らない!甘い物好きなヤツが珍しい事いってるんだよね!仕方ないから差し入れしてからでいいよね?」
というので一緒に行きました。

行ってみたら顔中掻きむしった後が有り・・・
「俺サァー花見で鮨食って蕁麻疹出てこの有様なんだよ(泣)今日も医者行って注射したんで今は治ったんだけど、掻いた跡が酷くてチカチカするんだよ」
『○○!あんたね、医者って、H病院?行った?』
「あーそうだよ、、、昨日は昼前ギリギリ行ったけど」
『今日H病院の先生が言ってたけど、掻きむしりが酷い若い男性が来たって言ってたけど、○○だったんだ!私は朝イチで行ったから会わなかったんだ~』
「なんだそれ?なんで知ってるんだ?まさか、今日鮨で当たった若い女性が来てるけど、掻いてないから傷も少なく綺麗だって言ってたぞ!だから我慢して掻くなって言ってた」
『それ、私の事でしょ!鮨で当たった若い男とは○○だったんだ』
「今日俺は午後から行ったけど、うえっ!若い女性とはオマエだったとは・・・」
そこからひとしきり症状の話をして~珍しく話が合い盛り上がり!!

『私2個しか食べてないんだよ。それなのにこんな事になってしまって(涙)』
「2個ってもしかして白っぽい刺身の鮨じゃないか?」
『そう!それが生臭くて美味しくなかったから1個で止めて、2個目はカッパ巻でお終いにした』
「俺もそれ食べた!まずかったから1個で止めたんだよ。それにしてもあれは10個位は1列に入ってたぞ。他のアイツラは何ともなかったのかな?」
『病院で鮨のネタ何食べたって聞かれたけど。まさかねぇ、キュウリで当たる訳ないから、多分あの白っぽい鮨しかない!!』

それから花見に来てた友達と○○が連絡とって「他に当たった人がいない」という事が判ったという落ちでした。

同じお鮨を食べて酷い蕁麻疹を起こした私と○○からすれば
「あんなモン食べて良く普通でいられる、、アイツラ通常が悪食だから何食べても当たらないんだ」となり(笑)

何でも無かった人達は、
「日頃の行いが悪いから当たるんだよ!日頃から顔を合わせれば文句の言い合いばかりしてるくせに、同じ病院に行って先生からは噂話されるし(笑)こんな時だけは仲がいいんだな」(笑)
となって、
ついでにH病院での先生の話も加わり、蕁麻疹で苦しんだ私達は仲間内で笑い者にされ散々な事でした。

喧嘩するほど仲が良い?とも言えます(笑)

今となっては笑い話になってしまっていますが、私も○○も何かのアレルギーが有ったのかも知れません。
今回コロナ禍でワクチンを打ったら私はアナフィラキシーを起こしました。
薬のアレルギーが有り、打つ前には県の特別枠の専門医の診断が必要でした。
今は○○にどんなアレルギーが有ったのか知る由も有りません。

○○(君)・・・彼は随分早くにあの世に旅立ってしまいました。

もし○○が生きててワクチン打ってたら、私と同じ様になったのかなぁ?とか・・・
ふと思いました。
また2人して仲間内で笑い者になったかな?(日頃の行いが悪いからって!)
笑い者って言葉使ってますが本当は皆心配してくれてはいたんですけど。
だって、それから2度と私と○○がいる時にお鮨やお刺身を誰も食べに行こうと言う者は居ませんでしたから。

あの頃は人の失恋でも何でも笑い話に変換していました。
「オマエ、例の彼女にふられたんだって(笑)身の程知らずだからだよ」
『オマエからだけは言われたくない』
「はいはい~オタクラ2人ともどうせモテないんだから、仕方ないよね。私でも2人と付き合いたいだなんて1ミリも思えないから」
何かこんな会話で悲しい気持ちも飛んでいた様な気がします。
誰も深刻に慰めないけど、友達が側にいる・・・携帯電話も無く、SNSも無く、なんとレトロで昭和の香りがプンプンする話でしょう(笑)
それでも楽しくて幸せでした。

○○がふっと言った一言
「蕁麻疹は出たけどあそこの桜は綺麗だったなぁ~」
と言った事は忘れられません。
確かに気の置けない友達との会話は楽しくて、賑やかで、提灯に照らされた夜桜は綺麗で、今思い出しても夢の様に感じます。
○○もあちらの世界から桜を見ながら蕁麻疹の事思い出して苦笑いしているのでしょうか?
桜の季節に思い出すお花見の1つになってしまいました。

スピリチュアル的には、
その日の夜桜に惹かれてか?物凄く沢山の霊体が集まっていました。
その頃の私は自分の周りに寄せ付けない位の力の使い方しか出来ていませんでした。
今となってはあんなので良く自分を守れたなぁ!!って思う位ですが。
若いという事は生体エネルギーが活発でそれだけで寄せ付けない力が有るんだなぁ~と思います。
今のこの年齢ではあんな駄々洩れしてる守りでは無理ですから(笑)

霊体に敏感な方は桜の季節、特に夜桜見物は注意が必要かも知れません。
桜の妖気?みたいな人の心を魅了する力みたいなモノは有ります。
それに引かれてやってくるモノも(良くも悪しきも)多いのは確かですので、何が有ってもおかしくない舞台装置は整っているように思います。

最後に!あれから「白っぽい刺身は絶対に食べない!!」これは未だかつて守られている私の教訓です。
実際は、未だにあの魚が何だったのか?は判っていません。

まさかの同じ病院で友達と私が噂話になっていたとは!

プロフィール

谷川 香月
谷川 香月代表 / メインスピリチュアルカウンセラー
熊本県熊本市の霊能者・香月が霊能力によるスピリチュアルカウンセリングやご相談をお受けしております。占いや心理カウンセリングでは分からない事でも、あなたの悩みを解決に導きます