クリスマスケーキの思い出と履歴に残らない携帯電話の着信音

今年もクリスマスがやって来ます。
カウンセリングルーム香月（こうげつ）には11月中旬から小さいクリスマスツリーを飾っています。
赤、緑、黄色のライトが点灯するとオーナメントが輝きそれなりに綺麗で嬉しくなります。

カウンセリングルーム香月（こうげつ）は、12月24日から年末の休暇に入らせて貰います。

現時点で、お休み中お仕事する日が出てますが、取りあえずお休みという事で気分的には楽です。
別事業の方は28日迄営業になりますが、最終日は年末のご挨拶のみの予定ですから早上がり出来ます。

クリスマスケーキの思い出

昔の話です。先生の所はお寺なのでクリスマスは関係ない、、ということで、お寺でクリスマスの催しはやらなかったのですが、場所を変えてクリスマスに引っかけた飲み会はやっていました。
飲み会の無い日のどちらかにはケーキを用意して自宅でHappy merry christmasでした。
本来仏教徒にはクリスマスは関係無いのですが、1つのイベント日として扱われていますよね。
子供頃はクリスマスはケーキが食べられて、少しご馳走が有って、プレゼントを貰えて嬉しい日という位置付けでした。
大人になってからはバブルの頃は少し贅沢していた気もしますが、皆で飲み会が定番でした。
20年位前のどうしても忘れられない思い出が有ります。
クリスマスケーキを8個貰った年が有りました。
職場で売らなければならないので自分で買って友達や知人にあげるというパターンに遭遇したのです。
私自身が直接貰った物と友達が貰ったけど家には有るので持って来てくれた物、どういう経緯か？お客様から貰った物etc・・・
殆どがホールで20ｃｍ～30ｃｍ位の大きい物ばかりで、冷蔵庫には勿論入らないので、箱を透明のゴミ袋で密封して夜はベランダに出して、昼間は、陽が当たる前に取り込み湯船にアイスノンやクーラーボックスに使う保冷剤を魚釣りする人から借りて湯船の中に敷き詰め、普通はお湯が冷めない様に（笑）かぶせる蓋をしてお風呂場に置きました。
3食とおやつ、夜食にケーキを食べ、さすがに1人では無理なので友達を呼んで食べて貰いました（笑）
1箱開けたら冷蔵庫に入れてちょこちょこと食べまくり！
28日迄かけて完食したことが有りました。
腐るかも？とか心配しましたが、生クリームの分は早めに食べて長く持ちそうなのを後にし、箱に付箋で番号を付けていました。
お風呂は使えないので温泉にいきましたね～（笑）
その年は雪が降りそうに寒い年だったのでそんな技が使えたのだと思います。
あれから、数年間は似た様な傾向が続き、さすがに頂くのは3個迄として、自分では絶対に買わない様にしました。
もう～あの年に一生分食べた気になりましたが、それでもケーキは嫌いにはなっていません。

素敵なクリスマスが皆様に訪れます様に！

その数年後の事、12月25日は祖父の命日です。
その年は、24日にケーキを2箱貰い、1箱は早々に24日に食べたのですが、急遽25日にお葬式で実家に帰る事になりお正月も熊本に帰る事は出来ないと思い、残りのケーキ1箱実家に持って帰りました。
夕方連絡が来た時はもうこと切れたとの事で会う事も叶わず、夜中に実家でご飯代わりに弟夫婦とクリスマスケーキならぬ仮通夜ケーキを食べる事になりました。

私に祖父の事で連絡が入った時に買い物をしていました。100円ショップにいた事を覚えています。
祖父の事を伝える携帯が入る1時間位前に地面がグラグラと揺れて、背中をドンと押された感じがして携帯の着信音が聞こえたのです。
一緒にいた友達に
「何か地震？今揺れたよね？」そう聞くと
「へ？揺れてなんかないよ！メマイでも起こしたんじゃないの？」
「・・・背中押してないよね？」
「押せる訳ない。あなたの方が後ろに立ってるよね（笑）バカな事言わないで」
妙なやり取りの後、携帯の着信の事を思い出し確認すると「着信はナシ」
「あのさ～少し前携帯の着信音聞こえなかった？」
「あーあった、あった！あなたの携帯の着信音でしょ？」
「やっぱ、聞いたよね！！でもね、見たら着信無いんだよ」
「そんな訳ない。あれだけ音したら普通、着信履歴にでるし。壊れたんじゃないの？同じ位着信音鳴らすから様子見て、変なら早く携帯電話屋さん行かないと年末だからやばいヨ」
勿論、試しにかけて貰った電話は履歴には出ました。
もう一度、更に短く鳴らして貰っても・・・「故障では無かったのです」
その頃の私がスピリチュアルの世界から離れたくて回路を閉じる様にしていたとはいえ、悪いモノに絡まれたらさすがに気が付くはずです。
でも、悪い感覚なんて受けなくて！でも誰かが側で背中を強く押した。
「うーん？何かおかしい！！何なの？これは初めての感覚」とは思ったものの友達が気味悪がるのでその考えと話を断ち切りました。
霊がらみの事は真っ平ごめんとの思いが強く「視ようとしませんでした」
そして1時間程後にかかった電話は祖父の死を知らせる本当の電話だったのです。

少しの後悔が有ります。
あの頃今と同じ様にスピリチュアルと向合う覚悟が出来ていれば・・・
せっかく来てくれた祖父と最期の会話が出来たはずだという事なのですが。
自分の為に力を使う事はしないのですが、今この話を書いてる側から祖父の意識を捉えてしまっています。
私の進むべき道の為に背中を押しに来てくれた事をたった今知りました。
この記事を書く事で、
私の知らなかった祖父の思いと魂になってからの行動の意味を初めて知る事が出来て良かったです。
どうして知るのが「今だったのだろう？」
ここでは書きませんが、考えられる理由はいくつか有ります。
今でなければ理解出来ない様々な要素とあの頃の私では祖父と会っていても道を押し付けられたとしか思わなかったはず。
スピリチュアルの世界から家出してグレていましたから。（実家からは家出なんてしていません。悪しからず（笑））
今の私はある時から、自らが選んでこの道を歩いて来たから。
その意味の本質を知る時期とは、舞台に例えると、最高の舞台装置と脚本が揃いその演者が本気で向かい合った時に訪れる事でその人の人生に深く根差して行くのだろうと思いました。
今の私の中に有る、カウンセリングでの迷いやグレーゾーンの取り扱いでの考え方のヒントを貰った様にも思います。

カウンセリングの中で伝える事が出来る事って・・・

先日のカウンセリングの中でお身内の最後に立ち会えなかった方の、後悔、思いを聞かせて貰いました。
その事実は、お亡くなりになった方の最期の「教え」で有る事をお話出来ませんでした。
”この記事を読まれるでしょうか・・・”
時間の経過とこれから訪れるであろう現実を鑑みて、今は言葉として出す事が出来ませんでした。
ご自身が後に気が付かれる事で有って良い様に思えたからです。
もう少し時間をおいていつかお話してみようと思います。

今年は近くのケーキ屋さんにショートケーキを買いに行こうかと話しています。
最近のケーキ屋さんのはどこのも美味しいです。
ですが、子供の頃に祖父が買って来てくれたクリスマスケーキは一等美味しかったです。
私達子供をを喜ばせようとイベントをやってくれた祖父の思いが懐かしく、家族揃って楽しむ時間が幸せで「美味しい！！という魔法」になるんですね。
今は今の家族とクリスマスの魔法を楽しもうと思います。
ルームはお休みになるので、お料理は簡単な物ですが例年作っています。

イベントとしてのクリスマスですが、今年も迎えられる事に感謝したいです。