四国八十八ヶ所巡礼をするあの世のお遍路さんと私の幸せ

弘法大師（修行大師）

毎年、１１月頃、四国八十八ヶ所巡礼の旅に行きます。

今年は11/25出発で参拝予定です。

八十八ヶ所と別格二十と三十六不動を同時に回るので、だいたい７～８泊の予定にしています。
それでも結願（全部巡礼が終わること）迄は４回行かないと終わりません。
行くたびに不思議な体験をして帰るのですが、２０１４年が私以外の同行者も一番不思議な体験が多かった年でした。

多すぎて何を書くか迷うのですが・・・私が視えるのは当たり前で書いてもしょうがないので、
視えないはずの人である主人も一緒に視たお話です。

室戸岬にある２４番の最御崎寺を出て別格４番の鯖大師本坊を目指していました。
その区間は海岸沿いの１本道で８８ヶ所中で次の札所迄１番か２番の長距離になります。

午後１時過ぎ頃だったと思います。
その日は天気も良く海岸線を走るのは爽快で気分よく車を走らせることが出来ていました。
私達は逆打ち（八十八番をスタートして一番で終わる打ち方）でしたので、行き違う歩き遍路の方が多いわけです。
２～３ｋｍに１人は歩きの方を見かけていました。

海岸側の海沿いの歩道を６０代位の男性のお遍路さんが一人で歩いておられ、直線の所だったのでかなり前から存在が判っていました。

香月：「歩きのお遍路さん多いね～最御崎寺迄何時間かかるかなぁ～スゴイね～私も歩きで行きたいよ！歩きのお遍路さんはお大師さんと同じだから拝みたいよね！」

主人：「そうだな！俺より年上そうだから定年退職して来られているのかもしれないな？」

そんな話をしながら、何となく気になりすれ違う迄ずっと目で追っていました。

すれ違い、目線から消えたのですぐルームミラーでそのお遍路さんを追ったのですが忽然と姿が見えません。
あれ？
主人も私と同じようにルームミラーで見ていた様で
あれ？
たまたま横に車を止めるスペースがあったので、すぐ停車しました。

主人：「今の歩きの人消えた！」

香月：「うん、、すごく鮮明で生きてる人と区別がつけにくいけれど少し変だったかも（霊）」

主人：「こっちに来てからはいつもより、しょっちゅう言うから俺が見えなくても慣れてるけど、今のは俺も大分前から見えていたぞ！まさか、倒れたんじゃないよな？俺、見てくる」

２人で車から降り２０ｍ程先まで走って引き返して歩道を見ました。

お遍路途中の海岸

勿論、誰もいません。

直線の道路、車も通っていませんでしたし、消えた辺りを歩いて確認しましたがどこにも脇道もなく、歩道の側は海があるだけで下りる所もありませんでした。
消えてから３分はたっていません、海に落ちたのならまだ浮いていると思います。
主人：「やっぱ、違ったな、、、あんなのいつも見ている訳か・・・しっかりしてくれよ！俺まで見えたじゃないか！ぼけっとするなよ！」

香月：「ごめんごめん(笑)沢山出会うからあんまり気にしてなかったというか、今の人（霊）は珍しく鮮明だったから私も驚いたよ！どんな人だったか覚えてる？」

主人：「鮮明に覚えてるぞ！何か、やけにレトロな恰好してたよな！全く怖さはなかったな～」

２人で突き合せてみましたが全く同じ人の様でした。

今時は、白衣は着てますが、ズボンは色々で、背中にはリュックの人も多いですし、靴はスニーカーとかが多いです。
消えたお遍路さんは、菅笠、白衣、手甲、脚絆に金剛杖、最近では見ないレトロないでたちだったことを２人で話しました。

亡くなってからもお遍路を続ける人達・・・
私達が出会った方を「霊視すると」亡くなる迄、「巡礼したい」という気持ちを強く持ち続けた方だった様です。

四国とは、実在のお遍路さんも、普通には見えないお遍路さんも沢山の人々がお大師様をお慕いして集まる所「霊場」なんです！

四国にいると私は安心します。私の先祖が優しく迎えて守ってくれます。
沢山の先祖と共にお遍路します。

私の曽祖父が伊予の出身です。
そして私も過去世は何度も四国で生まれ生活してきました。

私にとって四国は心の故郷で、お遍路はお大師様と同行二人を肌で感じさせて頂ける大切なものなのだと思います。
私はお遍路をしていると幸せを感じます。
現在は霊能者としてのカウンセリングルーム香月も以前からやっている仕事も現役でやっています。
一緒に行く家族も現役で仕事していますので、今の車遍路の時間を頂く事もギリギリです。
退職した暁には、歩きで1歩1歩お大師様と大地を踏みしめ同行三人する事が夢です。
夢と言うものがあるから頑張れる！
夢とか希望って大げさでなくても勿論いいと思います。
日常でもささいな事を楽しみにしたり小さくても、人がそんな事？って思う様な事で有っても目標にして日々の生活を送る事は大切ですし、ささやかでも人がどう思うかではなく自分が感じる事を楽しめる事が出来る事を幸せと呼べることなのではないかと思います。
特別な事は幸せってすぐ区別出来るものですが、特別とつかなくても幸せをみつけられる事こそが「幸せ」だと思えて仕方有ません。

南無大師遍照金剛、ありがとうございます。