1966年2月 熊本県 生まれ

嬰児の記憶

赤ちゃんの吊るすおもちゃ

赤ちゃんの吊るすおもちゃ

私の最初の記憶は、「疲れた~」でした。
生まれた瞬間に感じたことです。
母親のお腹の中で感じていた事は、動けない、母親が悩む、パチパチと言う音、寒いでした。

「寒い」と「パチパチ」の理由がわからず、このプロフィールを書く為母親に確認したのですが・・・
母は当時、洋品店で事務をしておりソロバンをはじく「パチパチ」音を聞いていたようです。
「寒い」は妊娠している時に水害が有り、洋品店が浸水したので膝位までの水の中を歩いて商品を片付けたという事でした。
さすがにこの時ばかりは「もうダメかも!」と思った記憶があります。

赤ちゃんの記憶

生まれた2月は、外は雪が降っていた事。
産院から帰る時初めて外気に触れ、「寒い~ぃ」と思った事。
家に帰ったら皆で代わる代わる抱かれた事。
母が帰って間もなく寝込んだ事。

ある日のエピソード:
まだ、自分で動けない頃
私は目が覚めたら一人部屋に寝かされていました。
(右上の赤ちゃんの画像に吊るしてあるおもちゃ)のもっと大きい物でオルゴールの音がしてクルクル回る物が天井から吊るしてあったのを覚えています。
初秋だったと思います。
昼間少し暑かったので、腰窓は開け放したまま、蚊が入って来ました。
追い払う事も出来ず「どうしよう」と思っていました。
窓の外はヤブで私はだんだん怖くなって来ました。
「蛇が入って来たら・・・」
泣いてみたのですが誰も来てくれません!
そうのうち、夕方になり段々寒くなってきて身体が冷たくなり始めました。
「うわ~どうしよう!寒い、ダルイ、怖い、動けない、誰か来て~」
かなりの時間がたったと思います。薄暗くなりかけていました。
祖母が帰って来て私を見て、慌てて窓を閉めて私に触ってみました。
冷たくなっていたので慌ててお風呂に入れてくれ事なきを得ました。

母は?というと、私を寝かせたまま近所に回覧板を持って行き、そこのお宅で話し込んでいて私の事はすっかり忘れていたようでした(笑)

帰って来て、祖母から目から火が出る程怒られていました。
祖父が勤めから帰って来て、祖母から顛末を聞き更に怒られ・・・
あまりの怒られ方に泣いていました。
怒られた内容もよ~く覚えています。
「体は冷たくなってて動かないから、死んでるのかと思って、どんだけ肝が冷えたか!蚊に刺されて赤くなってるし、、、どこに行ってたんだ!!」
私は怒り心頭で「そうだ、そうだ!死ぬかと思った!私を一人置き去りにして!」
勿論、その日の夜中熱が出て朦朧としたという事実・・・

幼児の記憶

幼児の記憶

幼児の記憶

言葉が話せる様になった頃から、記憶は断片的ではなくなり、色んな霊が私の元にやって来ました。
私は、家族以外は着物を着ている人、鎧・甲冑を付けている人に囲まれていましたのでそれが普通だと思っていました。
家族より、私の周りに来てる霊の数が多かったですね(笑)今思えば、守護の為私の側にいたのだと思います。恐ろしい霊を見る事は全くありませんでしたから!
外に行けば、色んな人(霊)や植物(精霊だと思います)に声を掛けられるのは当たり前で最初はビックリはしましたが、当たり前に受け入れていました。

保育園に行く様になった頃・・・

私は、「人(ヒト)、大人、他人」の恐ろしさに馴染めませんでした。
色んな雑多な思考、必ずしも私に対して良い感情を持っていない事、暗い感情(妬み、憎い、嫌い、倦怠感、諦め)負の感情を見てしまうと足が竦み恐ろしくてが仕方ありませんでした。

保育園の先生が、「この子変わってるから、、、あ~面倒」そう思いながら口では、
「何でも、先生にいいなさいねっ(*^^)」

「嘘つき!私の事嫌いなくせに!」・・・言ってしまったんです。

お迎えの時、先生から祖母にその話をされ、私はその時から「ひねくれた子」にされてしまいました(笑)
その時初めて他人に「言ってはいけない事」を思い知りました。

他の子供はいいのです、思考を読んでも単純で、私に対して害意が全く感じられませんでした。

家族と、私の元に入れ替わり来ていた、昔の格好をした人達も私には優しく、口をきくことはなかったのですが、いつも側で見守ってくれてる感じが強く「霊でも家族」でした。

この頃から、「空にえべっさんがいる」「椿の木が呼んでる」「おじさんと遊ぶ」「友達に(他の人には見えない)お菓子をあげる」「あの人は黒い」等の色んな「訳のわからない」発言に対して人前では言ってはいけないと言われ始めました。

人の思っている事がわかっても「口に出してはいけない」
何か見えても、いつも家にいる昔の人の事も「しゃべったら、牢屋に入れられるからね」

そして、「実の母親にもしゃべってはいけない」と祖母と約束させられました。

その頃、近くの山に一人で行って、自然界の精霊等と頭の中で話す事が楽しみでした。
口で話さなくていいので(笑)直接、頭の中に声が聞こえて、私の思った事も相手に伝わるので多くの情報や感情が瞬時に伝わっていました。
自然界の物との会話は嘘や、飾りがなく、いつも、優しく、穏やかでした。

これが、私の当たり前のコミュニケーションの取り方だとどこかで思っていました。
言葉では嘘をいいますが、言葉を使わないので「ありのまま」でした。

「生きている人は嘘をいう事が当たり前」なのがこの頃やっと理解出来始めましたが、合わせて人間不信にもなっていました。

封印

閻魔大王

閻魔大王

小学校に上がる前に祖父と本家へ暫く滞在していました。

そこから親戚の家だという所へ電車と船で連れて行かれました。
たぶん、四国のどこかだったと思います。
そこのおばあさんと祖父の会話から、私は不穏な空気を感じてしまいました。
「この子かいな、まさかあんたの所に出るとは思わんかったなぁ~あんたの母親にも力出てたからあり得る話なんけどなぁ~巫女さん所にやるしかなかろうけど、どねするんかね?勝手は出来んのと違うか?早よ視て貰わんと!」

私は、どうも、どこかに貰われる様な話でした。

そこから、また別のお宅に行ったのですが、そこは平屋の木造建築の一軒家。
門が有り、そこにはしめ縄が張られていて、門から石畳があり大きな玄関が有り、筆で字を書いた衝立が真ん中に置いてあった記憶があります。

中に入ると15畳程の部屋に祭壇が祀られていて・・・

VOL.2へつづく~~~

プロフィール

谷川 香月
谷川 香月代表 / メインスピリチュアルカウンセラー
熊本県熊本市の霊能者・香月が霊能力によるスピリチュアルカウンセリングやご相談をお受けしております。占いや心理カウンセリングでは分からない事でも、あなたの悩みを解決に導きます