*憑坐(よりまし)=霊や神を体に入れる(降霊)させる対象になる役目の人の事。

初めての憑坐(よりまし)

初めての憑坐(よりまし)

自分を理解してくれる人って?と考えられた事はないでしょうか。

親、兄弟、配偶者、友達・・・様々な人の顔が浮かぶのではないでしょうか?

香月にとっては家族で有り、今回は家族の事を書きます。

母親は、「自分が生んだ子供でも自分だけの子供じゃないんだね~」と良く言います。

私が先生の所に最初の頃に行き始めた時の事です。
降霊すると、私の曾祖母が私に憑依して私の口を使って話をしたことが有りました。

母が先生に「なぜ?ウチの娘はこんなふうになっているんでしょうか?仏門に入らずに助かる事はないのでしょうか?」というお尋ねをしたことがきっかけでした。

その頃には先生から仏門に入る事をすすめられていましたが、母は反対でした。
私に普通の暮らしをさせたいと思っていたからです。
母は、私を仏門に進ませない方向で先生に直談判のつもりで来ていた様です。
不思議な世界の事は私も言うので信じない訳でもないけれど、やっぱり信じきれないという気持ちで来ていました。

母の意を受け答えを出す為に、先生が拝み始めて暫くたった頃私は自分の体を自由に動かすことが出来なくなりました。
意識ははっきりしているにも関わらず、自分の意思に反して勝手に言葉が出てくるのです。
感覚的には自分の体の横で私の体をした人が話しているのを聞いているというものでした。

降霊は簡単か?

降霊は簡単か?

そう、降霊が始まったのです。
降りた霊は私の母方の曾祖母でやはり霊能者をしていたそうです。
内容は、「香月はあんたの子やけどそうでもない。仏様の意思でここにおるんよ!せないかんこと持って来とる子ぉやからなぁ。それが一族の決まりやけぇ、、、菩薩様の子思わななぁ~」
私の部分に関してはその様な内容でした。
祖父母や母についても色んな話はありましたが、割愛します。
実際、話している私は意識はハッキリしていましたし、全部覚えています。
自分で口がコントロール出来ないだけでした。

私は曽祖母には会った事も有りません。
私が生れたときには亡くなっていました。
私の口を通して語られた言葉は、曾祖母を知る人にしかわからない話でした。
母の事を呼んでいた言い方、名前ではなく他の呼び方であったり、
祖父・祖母の事を呼ぶ言い方であったり、私の生まれ育った環境にはない方言の使い方。
曾祖母の話し方そのものだったこと・・・その様な諸々を私には話したことがない!という事は母自身がはっきり自覚していましたので、もう、信じざるを得なくなったと言っていました。

私の能力は先生が判っておられたので私に霊を降ろされることは特に躊躇ってもおられなかったようです。
私は霊を受け入れても自分の事は守れるので問題ないと思われていたとの事でこの様な方法になったと後で言われました。

私には元々霊能力が有ったので、憑坐(よりまし)としての能力も高いという事と、曾祖母も霊能者で有った事と私は母方の一族の血が濃い為かなり相性が良く全く問題なくパーフェクトに近い降霊だったそうです。

基本、能力を有しない人に対する
降霊はかなりの注意が必要だと思いましたし、先生も同じ考えで有ったと思います。
後の話として、降霊に対する戒めは受けました。

その様な経過を経て、現在は母も
「あれ聞いてるからもう、反対も出来ないし仕方がないのか、、、」と理解している様です。

プロフィール

谷川 香月
谷川 香月代表 / メインスピリチュアルカウンセラー
熊本県熊本市の霊能者・香月が霊能力によるスピリチュアルカウンセリングやご相談をお受けしております。占いや心理カウンセリングでは分からない事でも、あなたの悩みを解決に導きます