2016年9月29日の午前12時40分頃の話です。
28日に養成講座が終わり、打合せ後、お弟子さんと2人で車で帰っていました。
香月の家の近所の道路での事です。
実は、その道の先には霊道が横切る様に走っていて良くない場所が有ります。
お弟子さんが運転してくれていましたが、
「何だか先はライトがキラキラしてるけど何だろう?」
「何だろう、工事かな?」
(丁度霊道が横切ってるあたり)
少しスピードを落として進みました。
すると前方からライトを灯した自転車が一台やってきているのが見えたので、スピードを更に落とし2人で注視しながら進みました。
自転車は二人乗りをしていたので、
「こんな夜中に2人乗り!危ないなぁ~酔っ払い運転じゃなきゃいいけど、何か危ないというか、、変な感じなんだけど?」
と思っていたら、数メートルの所まで自転車が迫って来たのです。
運転していたのは男性で後ろに乗っていたのは男性より一回り小さい「黒い影」でした!!
あそこの霊道で乗せて来ちゃったんだろうな、、、と思いました。
男性に取り憑いてる類のモノでないのは一目瞭然でしたから。
すれ違い様男性の荷台を見たら誰も乗っていなくて、
香月:「今見た?」
お弟子さん:「見た!後ろに黒いモノが乗ってた」
香月:「ヤッパリ!だよね~でもすれ違い様にはもういなかったけど」
お弟子さん:「そうそう、いなかった・・・私、気持ち悪くて見るの嫌だったから、もうそれ以上見なかったけど」
(お弟子さんは私を降ろしたら、夜中に一人で運転して帰らないといけないので気分を少しでも明るくしておこうと面白可笑しく話をしようと思い)
香月:「そう~?私、怖いと思う事全然ないから自転車運転してた人には悪いけど、あの人実際より自転車重かったんじゃない?ノンビリ自転車こいでたけど、全然気が付いてなかったよねぇ~ぜーったい!!2人分の重さあったって~」
いきなり2人で大爆笑になってしまいました。
全くお弟子さんも同じことを思っていたそうで、怖いというより可笑しくて私のマンションに着くまで2人して笑いがおさまりませんでした。
笑いながら、
香月:「あ~そこ地縛霊いるの判った?」
お弟子さん:「可笑しくて気が付かなかった」
(そうかー!気持ちが明るくなるとやつぱり視ないんだんなぁと思いながら)
一般的に言う「幽霊」を見て笑うのは私達位のものでしょう。
正直、私はすれ違い様、まだ乗っかっていたなら、正体見極めて降ろそうとは思っていましたので何だか肩透かし食った気分ではありましたが。
お弟子さんが帰る途中に有名な心霊スポットが有るのです。
知り合いの方もタクシーで帰ってる途中運転手さんと2人で「出た~ぁ」という体験をされていたり、心霊話の絶えない場所を通らなければならず、
普通の状態ならお弟子さんなら大丈夫なのですが、まだ上手く自分の意思で霊視の回線を扱えていません。(出来たり、出来なかったり)さっきの自転車の二人乗りを見ていたので、あちらの世界との回線が切れていないのではないか?と気になりだして、念の為部屋に上がり、すぐに携帯電話をかけました。
お弟子さんはブルートゥースにしているので運転には問題有りません。
すぐ繋がり、
まずは、あちらの世界との強制回線シャットダウンをして、少し話をしていたらクリアーに聞こえていた携帯からの音声が乱れ始めました。
案の定・・
心霊スポット周辺に差し掛かった頃「ウオンウオンヲン」という雑音が入り始め、
更に「ゴォーングゥオーン」という音まで追加され、声が聞き取りにくくなる位の騒音が始まりました。
市街地を抜けたら、雨が降っていると言っていたので窓を開けて走行しているはずは有りません。
内心私は「やっぱり、来たー!」と思いましたが、何でもない様にお弟子さんと会話を続け、こちらに出来るだけ意識を向けて貰いながらお弟子さんを守る結界を張り続けました。
お弟子さんは特に何も感じる事無く過ぎたようでした。
暫く進み雑音がおさまったので
香月:「もう、◯◯越えたでしょう?」と聞いてみました。
お弟子さん:「はい、通り過ぎて、交差点の所迄来てますよぉ~」ノンビリお返事(笑)
香月:「じゃあもう大丈夫だよね~気付けて帰って下さいね~」
と結界を解いて携帯電話を切ったのでした。
翌日、家族に前夜の経緯を話しました。
香月:「まっーたく、せっかく私、自転車の人も重かろうと後ろのを降ろしておこうと思ったら、逃げ足早くていなくなってたもんね~」
家族:「そんなー!前方からお前達みたいな恐ろしげな奴らが来ていて逃げない方がおかしくない?姿見られた時点でもボンヤリしてる霊だと思ったけど。普通、大概の浮遊霊はお前の事避けて通るだろ、、俺が霊だったら、見つかったと思った時点でヤバイと思って、すぐ、絶対逃げるね!縛りビシバシかけられて、身動き取れなくなって祓われるのなんて考えただけでも恐ろしくない?」
香月:「・・・」
家族:「ところで、その黒い影どこに行ったんだ?」
香月:「知らない!降りたのは確かだけど、夜中に普通車降りて迄追いかけないでしょう?」
家族:「自転車の人はどうもないんだろうか?」
香月:「どうもないよ!自転車が急に軽くなってスイスイこいで行けたんじゃない」
家族:「・・・」
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